ショウ・ボート(Show Boat,1951)
憎むほどに、ひどいことをされた相手でも、罵りたい気持ちを抑えて許す。これこそが、自分を幸福にし、相手を幸福にし、ひいてはすべての人間を幸福にすることなのだと思わせる作品です。
劇中に流れる、オスカー・ハマースタインⅡ世作詞、ジェローム・カーン作曲の“Ol' Man River”は感動的で、ミュージカル史上に残る名曲だと思いました。
“Ol' Man River”がアップされていました。お聞きになりたい方はどうぞ。
主人公を演じたキャスリン・グレイソンは、オペラ歌手並の歌唱力を持つミュージカル・スターですが、歌ばかりでなく、憎んでいるのに愛している心の葛藤をもよく演じています。
『ザッツ・エンターテインメント Part3』によれば、エヴァ・ガードナーは、歌の猛練習を積んだにもかかわらず、結局歌の部分は吹き替えになってしまったそうですが、それを差し引いても、素晴らしい演技でした。
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