へるめす通信17
—(ジョルジュの孫)フロイトは、呪物、つまりフェチの対象になるものは、ずばり男根の代理なんだって言うのよね。
—(村人A)……。つくづく思うんですが、あーたって、下品な人ですよ。前には「お○ら」とか言ってたし、今回は「だ○こん」だし。よくもまぁ。
あまりに過激なんで、伏せ字にしておきました。
—(ジョルジュの孫)その2つの○のところには、どんな文字が入るのかなぁ?
もしかして、最初は「く」で、後のは「い」?
野菜かしら?
—(村人A)今更カマトトぶったって、もう遅いですよ。あっしも、さすがについていけません。あーたの親は泣いてますよ。こんな娘に育てた覚えはないってね。
—(ジョルジュの孫)あのねぇ、そんなもの気にしてちゃ、神話学者なんか務まらんのよ。あなた、神話の原典、読んだことある? すごいんだから。「お○ら」や「だ○こん」なんてもんじゃないのよ、他にも「う○こ」とか「はりが○」とかね。
—(村人A)あー! なんてこと!!
—(ジョルジュの孫) もちろん、原典には古代語で載ってて、現代の言葉そのままじゃないから、ショックは少ないけどね。
そんなんで、びびってないで、話を元に戻すわよ!
繰り返すけど、フロイトによれば、女性の脚とかハイヒール、ストッキングというような、いわゆる呪物は、男…、ショックが大きいみたいだから伏せ字にしといてあげるけど、「だ○こん」の代わりなんだって。
どういうことかっていうと、男の子が一番最初に女性の陰部を見ると、ショックを受けることがあるわけ。自分についてる「ち○ちん」が、女の人にはついてないの?!ってね。
—(村人A)……んー。そう言えば、そうかもなぁ…。あっしが子供の頃、母親と一緒にフロに入って、びっくりしたってことがあった気がする。
—(ジョルジュの孫)ね。それでね、フェチってのは、女性に全く「ち○ちん」がないことを、自分はこの目ではっきりと目撃してしまった。けれども、どうしてもそれを認めたくないんだと思うところから出ていると、フロイトは言うわけ。
—(村人A)だけど、なんで認めたくないんですか?
考えてみたら、当然のことでしょう? そもそもが、男と女なんだから。男と女が違うのは当たり前でしょう。



















