やっぱり、アステアでしょう!
ハタチの時に見た映画『パリの恋人』では、可憐なオードリー・ヘップバーンにばかり、目を奪われていた私。
オードリーの横で躍っていた写真家役の俳優を見て、「なんだ、このおっさんは? 全然冴えない! 髪の毛が薄い! 顔がコワイ! なんでこれでオードリーの相手役なんだ??? 他におらんのか!」と、きっぱり思っていました。ですから、オードリーと彼が絡むたび、何度もちゃぶ台をひっくり返そうとしたのです……(なかったけど)。
ところが、このお方がダンスの神様、天下のフレッド・アステアだと気づくのに、何年(いやさ何十年?)かかったことか……。
とにかく、ここ数年、あまりにもアステアの作品を見すぎたせいか、舞台を含めて他の人のダンスに関して、ついついアステアと比較してしまい、小うるさくなってしまいました。軽い、優雅、正確、スタミナと遊び心がある。エンターテイメントの極地だなあと感心します。
例えば、アステアがシド・チャリースと競演した『絹の靴下』。このダンス・シーンも圧巻でした。
ちなみに、この作品にはミュージカルではない通常のバージョンがありまして、そちらは『ニノチカ』というタイトルです。主演はグレタ・ガルボ(松任谷由実氏のペンネームである呉田軽穂は、グレタ・ガルボのもじりだそうです)。いまだご覧になっていない方は、ガルボ版とミュージカル版とを見比べてみても面白いと思います。
しかし、毎度毎度思うのは、たいへんな才能を持つ人々が一堂に会して作り上げられたのが、ミュージカル作品であるということです。なんといっても、顔良し、スタイル良し、ダンス良し、演技良し、歌良し、挙げ句の果てにピアノなどの楽器が弾けるというような、スーパースターが集まっている! しかも、その人達が昼夜を問わず努力を積み重ねている。
アメリカのエンターテイメント精神の恐ろしさ、すさまじさを痛感してしまいます。
ところで、アステアについて、昔の見解を180度変え、髪の毛の薄さも顔のコワさも全くといっていいほど気にならなくなった私なのですが、ある時、その見方が一瞬にしてぐらつく場面に遭遇しました。
その場面とは?
(To be continued. ただし、いつになることやら)
« 舞台『億萬長者夫人』は一見の価値あり | トップページ | 『神々』を見つけた! »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 【増刷のお知らせ】『神々を知ればもっと面白い! ギリシャ神話の教科書』(ナツメ社刊)、9刷となりました~!!(2026.04.13)
- 3/28(土)10:00- オンライン公開講座に登壇します!(2026.03.26)
- 2026年 謹賀新年(2026.01.02)
- 【増刷のお知らせ】『神々を知ればもっと面白い! ギリシャ神話の教科書』(ナツメ社)(2025.08.08)
- 酷暑の一コマ(『誹風 柳多留(はいふう やなぎだる)』じたて)(2025.07.02)



















