「西郷でごわす」—鹿児島紀行(2)
鹿児島に到着した第一日目、つまり9月11日(月)に、飛行場から真っ先に向かったのが「天文館」。
天文館(てんもんかん)というのは地名でなく、
この辺り一帯の通称とのこと。
その名前の由来は、江戸時代の25代薩摩藩主、島津重豪(しまづ しげひで)の時代にさかのぼります。
重豪が、この地に、暦や天文学の研究を遂行できるよう、1779年に明時館、別名天文館を設立したのだそうです。
この由緒正しき天文館で、昼食に、念願の「こむらさき」のラーメンを食した後、
意気揚々、鹿児島市立美術館と黎明館(鹿児島県歴史資料センター)へ向かったのです。
途中、5m76cmの巨大な西郷隆盛の銅像がありました。
曇り空ですが、西郷さんもおるぞー!!
すっかり楽しくなった私は、「あ、西郷さんだー!! 西郷でごわす! 西郷でごわす!」とはしゃいでみたところ、地元出身の連れが、冷たく「あのね、『ごわす』は地元ではほとんど使わないよ」という、なんともショーックなお答え。
え? だって、鹿児島と言えば「ごわす」でしょ?
そうたたみかける私に、連れは「いや、それを喋っている人、聞いたことがない。『西郷でごわす』はテレビの見過ぎ」ときっぱり。
そうなんです。
「ごわんな・ごわしたな(=ございます・ございました)」は使うみたいなんですが、「ごわす」とは地元では使わない言わないようなんです。これはオドロキ・桃の木・山椒の木でした。
ちなみに、その後、美術館も黎明館も、月曜日でお休み(!)だったので、
(地元民よ、事前にしっかりチェックしろーい!)
しようがなく、西郷さんが自決した洞窟、通称「西郷洞窟」に足を伸ばしました。
地元民である連れは、「西郷洞窟は単に穴があいてるだけ」と言って渋ったのですが、せっかく鹿児島にやってきて、西郷さんの死に場所を見ないなんて! と粘りました。
この時にはお日様が照ってきて、汗だくになりながら、坂を上り、やっとたどり着くと………
確かに穴が開いているだけ。。。
しかも、ここで、ひどく虫にさされてしまい………。
やけくそになった私は、もと来た道をとぼとぼ帰るだけでは腹の虫が治まらず、この後、巨大なシロクマを一網打尽に退治したのでした。
あっぱれ!
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