科学の日—鹿児島紀行(5)
9月13日(水)、鹿児島に来て三日め。
この日は、大隅半島の下半分をまわりました。
国見山(886m)を抜ける国見トンネルを抜け、
「鹿児島宇宙センター内之浦(うちのうら)宇宙空間観測所」へ。
今ではお株をすっかり種子島にとられてしまいましたが、ここは日本初の人工衛星「おおすみ」が打ち上げられた場所です。
パラボラアンテナ
(写真はクリックすると拡大します。)
宇宙科学資料館に展示されている衛星の模型
などを見てきました。
途中、勤務している職員の呼び出しが聞こえたりして、こういうところで毎日を過ごしている人もいるのだと感じ入った次第。
毎日、地道な勤務を積み重ねているのですね。ジョディ・フォスター主演の『コンタクト』という映画を思い出しました。
その後、内之浦を海岸沿いに走り、田代町を通り抜けました。
ちなみに、このあたり、以前は、歩く民俗学者・宮本常一をもってしても、「全く不便をきわめている」と嘆くほどの難所で、一筋の道が唯一の交通手段でした(宮本常一『大隅半島民俗採訪録』慶友社)。
案内の方によると、昭和40年代の頃は自動車が通らないので、オートバイでしか来ることができず、来ると物珍しさから子供たちが寄ってきたということ。
私たちが通った経路は、20年前だったら一日では回りきれない距離だったようです。
そんな風景の激変の話を聞きながら、本土最南端の佐多岬(さたみさき)にほど近いところにある風力発電所に到着しました。
私が真下にいたときには無風で、動いていなかったのですが、その大きさは「迫力」の一言。
ただ、帰り道、車の中から後ろを振り返ったら、ものすごい速さで回っているではないか! ぐるんぐるん回っているではないか!!
あのね、回る気があったのなら、もう少し早くまわってくれー!
ところで、「自宅に一機、欲しい」と言ったら、案内の方に「億かかりますよ」と返されました。
ハイ、そうですか……。
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