平成19年度の講義
19年度の講義は以下の通りです。
●学習院女子大学
「比較神話学」(前期)
文化の中に遍在するトリックスター的な諸問題を考えます。導入として、現代社会で深刻な問題となっている「いじめ」の現象を、文化の深層構造との関連から検討します。使用するテキストは、山口昌男著『いじめの記号論』、『道化の民俗学』(岩波現代文庫)です。
●都留文科大学
「現代日本文化・社会論3」(通年)
山崎正和著『社交する人間 ホモ・ソシアビリス』(中公文庫)を読み、現代における個と全体との関係のあり方について考えます。
個と全体、あるいは、諸個人間のコミュニケーションのあり方の問題は、現代社会の中で、一つの問題圏を形成しています。
例えばそれは、村上春樹さんや吉本ばなな(=よしもとばなな)さんらの小説や、『機動戦士ガンダム』、『新世紀エヴァンゲリオン』といったアニメなどで、形を変えて繰り返し出てくるテーマとなっています。
そしてこの問題は、個と全体が最終的に調和するという、ユートピア的な視点で物語られる場合もあれば、個と全体の不調和という基調でまとめられている場合もあります。
前期は、個と全体の問題を社交(social intercourse)という側面から捉えてみます。
「比較文化基礎演習1A」(前期)
こちらも現代における個と全体の関係のあり方を考えます。使用するテクストは、中根千枝著『タテ社会の人間関係』(講談社現代新書)、山崎正和著『柔らかい個人主義の誕生』(中公文庫)です。
「日本研究2(歴史・文化)」(前期/後期)
カリフォルニア大学からの留学生を対象に、仏教説話や仏教童話を読み進めながら、日本文化の中にある仏教の考え方を学びます。
「資料調査法」(集中講義)
●東京外国語大学
「文化人類学基礎 人文地理学」(後期)
●日本女子大学
「外国語演習 1A」(前期)
Anthony Elliott著 Concepts of the self を読み、G. H. ミードやブルーマー、ゴフマンらの自我の理論について学び考えます。
「外国語演習 1B」(後期)
Carol R. Ember,Melvin Ember著Cultural AnthropologyのThe Artsの章を読みます。
「人文地理学」(後期)
●東急セミナー (BE青葉台)
「神話学-神話から見た古代と現代」(7月28日から毎月第4土曜日(10:30-12:00 ) 全3回)
私たちが何気なく生きている日常の一コマと古代の神話世界とのつながりを、神話学の見地から考え直します。
「ギリシア神話を楽しむ」(2007年10月27から2008年3月22日まで毎月第4土曜日(10:30-12:00 )全6回)
数多くのギリシア神話の中から有名な物語を選び、日本神話などと比べながら読み進めます。また、物語と関係のある絵画や壺絵などを参照し、その意味についても解説します。
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