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2007/06/18

「フジヤマ」から「ちびまる子ちゃん」へ

今、山梨にある都留文科大学で、
カリフォルニア大学から来た留学生を対象とする、
「日本研究(歴史・文化)」
という講義を行っています。

ところで、外国から見た日本のイメージというと、
これまでは、江戸期の浮世絵やクロサワの映画
などの影響からか、

武士(サムライ)
富士山(フジヤマ)
芸者(ゲイシャ)
京都(キヨート)
相撲(スモウ)

といったようなものだったと思います。

この日本のイメージは映画の中に典型的にあらわれていて、
近年の作品で言えば、

「サムライ」のイメージは、
トム・クルーズ主演の『ラスト・サムライ』
という映画の中で具現化され、

ゲイシャのイメージは、
スピルバーグ制作の『SAYURI(さゆり)』
という映画の中に
描かれたりしているのはご存じの通りです。

ところで、このイメージ、
今、変容の時を迎えているようです。

現代のアメリカの大学生のうち、
日本にやってくる留学生は、
みんな日本のアニメやマンガを見て育っている世代なのです。

実は、この前、ワタクシ、
授業の前に彼らにいくつか質問してみました。
そして、返ってきた答えは以下の通り。

(Q1)日本で最近買ったもの
→『ちびまる子ちゃん』のマンガ

(Q2)今一番行きたい場所
→アキハバラ

(Q3)最近読んだものの中で一番面白いのは?
→『フルーツバスケット』『東京少年少女

(Q4)アニメで一番好きなのは?
→『平成狸合戦ぽんぽこ』
(にぎやかで楽しいから好きとのこと。)

はあー、なるほど。

なんてたって、
『サクラ大戦』だって、『機動戦士ガンダム』だって、
『ドラゴンボール』だって、知っているのです。
(ホント、私より知っています。)

ところで、『サクラ大戦』といえば、
つい先だって、(物見遊山と)ある調査のために、
ゲーム会社セガのアミューズメント施設・
池袋ギーゴに行ってきました。

このビルのフロアは、とにかく、
上から下までゲーム、ゲーム、ゲーム……。

さまざまなゲームであふれかえっています。

そして、一番上には、ワタクシお目当ての
『サクラ大戦』のカフェとグッズ売り場が出店。

グッズ売り場に入ってみると、
『サクラ大戦』のファンになった少年少女
(だけではあるまい人々)によって書かれた、
芳名録代わりのノートの山が!

ぱらっとめくると、

「感動しました!」

「今回で二度目です!」

という激白が、『サクラ大戦』のキャラクターのイラストと共に
無数に書き込まれておりました。

ちなみに、セガ・アミューズメントのビルの途中には
婦女子しか入れない階もありました。

(ワタクシは、もちろん入れました。中は、…… 
実は、プリクラのフロアでした。)

そして、このビルの全フロアを、
小学生以下の子から大人までが、
揃いも揃って超満員という状態。

もう圧倒されたの一言です。

このビルには今携わっている本の執筆のために訪れたのですが、
この話を、留学生にすると、
「いいなあ」という溜息が。。。

だいたい、彼らの頭の中では
東京の中心地が秋葉原になっていて、
「池袋って秋葉原から向かってどのあたりですか?」
という質問が来るぐらいなんです。

ということで、今、外国の若者たちが持つ
日本のイメージは、
日本発信のマンガやアニメに描かれたイメージに
変わってしまったようなのです。

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