学魔降臨
昨日、紀伊國屋ホールで行われた、高山宏先生のトークライヴ「学魔・高山宏、知の系譜と人文科学の未来を語る」に行ってまいりました!
今回のトークライブは、高山先生の御著書『超人 高山宏のつくりかた』(NTT出版)の出版を記念したイベントです。
この本には、知に興味のある人にとって、とてつもないことが書かれています。
一例を挙げると、「これだ!」と思った本を何度も何度も読む、風呂の中で本がふやけるまで読む、ふやけたら買い変えて読む、そして、それこそ全文すらすら暗唱できるほどに読む、というようなことを実践しているということです。
なんといっても、「曹洞宗日課経大全」を暗唱しているとのこと。しかも、今でもそらんじることができるそうです。
それから、事典・辞書の類を読んでいる! 引いているのではありません。普通の人は引くのでしょうが、端から端まで読むのです。
しかも、その事典がただの事典ではない!
NTT出版の本と今日の講演から、いくつか高山先生が読破した事典類を2、3挙げておきますと、
(1)『西洋思想大事典』(平凡社)(もちろん、読んだのは英語版とのこと)
(2)『世界大百科事典』(平凡社)
(3)OED(The Oxford English Dictionary)
などなど……。
それだけでなく、今でも、一年に2、3冊、これしかないという洋書を見つけたら、それを写す! 複写機でコピーするのではありませぬ。手書きで写す!!
なおかつ、今日の講演は、2時間という予定時間を1時間弱も超え、2時間半立ち通し、そして何も見ないでしゃべり通し、質疑応答にも答えるという、サービスっぷり。
いや、まさに、学魔!!
こういう本を読み、こういうお話を聞くと、自分は学生時代に何をしてたのか、そして今も何をしているのか、と思ってしまいます。些細な自負など、こっぱみじん。けれども、読後にめちゃくちゃ、やる気が出てくること請け合いです。
ちなみに、私は山口昌男先生、それから東京富士大学の岡本慶一先生とご一緒だったのですが、会場で、なんと今福龍太先生にもお会いしました。おおっ! 豪華メンバーです。
←高山先生と今福龍太先生(左)の握手の図
ところで、高山先生は、今、紀伊國屋の「書評空間」にて、『高山宏の「読んで生き、書いて死ぬ。」』というタイトルの書評を連載中です。すさまじいタイトルですが、その通りという気がします。
これも学魔の名にふさわしく、一つの書評にいくつもの関連書籍が挙がっていて中身が濃く、高山先生の人生のエッセンスがうかがえるものになっています。
今回のNTT出版のご本とあわせて、ご興味のある方は、こちらもどうぞ。
« ルクレティア伝説 | トップページ | 山口昌男と今福龍太・本を語る »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 【増刷のお知らせ】『神々を知ればもっと面白い! ギリシャ神話の教科書』(ナツメ社刊)、9刷となりました~!!(2026.04.13)
- 3/28(土)10:00- オンライン公開講座に登壇します!(2026.03.26)
- 2026年 謹賀新年(2026.01.02)
- 【増刷のお知らせ】『神々を知ればもっと面白い! ギリシャ神話の教科書』(ナツメ社)(2025.08.08)
- 酷暑の一コマ(『誹風 柳多留(はいふう やなぎだる)』じたて)(2025.07.02)























