今年は能楽づいてます!
去る3月13日、大成功のうちに幕を閉じた能楽事始。
このブログでも紹介した、学生の企画による学生向けの能の公演会ですが、私(こう見えても、一応、協賛会員)も当日会場に行き、最高の舞台を堪能いたしました!
狂言の「萩大名」も面白かったのですが、何よりもシテの友枝昭世氏のすさまじさにびっくり。
呼吸をしても、面をつけてセリフを吐いても、歩を進めても、一糸乱れぬその姿。
普通、肺で呼吸すると肩が上下に揺れるのですが、友枝氏は微動だにしない!(つまり、最初から最後まで、腹式呼吸だということですね。)驚くことに、肩の線がつねに一定なのです。
いや、本当に格調が高かったです。
次回は11月12日(水)とのこと。こちらも今から楽しみにしています。
そして昨日は、三島由紀夫作「葵上(あおいのうえ) 班女(はんじょ)」の舞台を見ました。
これら2つの作品は、三島が能を現代風にアレンジした作品群『近代能楽集』からの抜粋です。
「葵上」は、『源氏物語』の「葵」の巻を謡曲にしたものを、
三島がさらに現代版にアレンジしているもの。
稀代の色男・光源氏は「若林光」、
光源氏の妻である葵の上は「若林葵」、
そして葵の上を生霊となって取り殺す、
年上の恋人・六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)は「六条康子」、
という具合にそれぞれ名前を変えられ、舞台も現代風に病院の一室となっていました。
ちなみに、私は以前、三島の『近代能楽集』の中の「弱法師(よろぼし)」を見たことがあるのですが、そのあまりの完成度の高さ、あまりの言葉の美しさ、舞台設定の見事さに、まいったことがあります。
ですので、もし能そのものが難しそうと思われる方は、三島の『近代能楽集』の作品群から、ご覧になるといいかもしれません。
ところで、もう一つ、能に関するお知らせをいただきました。このお知らせを、富士学会の会長でいらっしゃる西川治先生からいただいた時、「今年は、どうも能の年になりそうだ」と思ったほどです。
さて、そのお知らせとは、来る7月6日(日)12:30から、国立能楽堂にて、能の「富士山」が、富士学会と櫻間會の共催で上演されるというものです。珍しい能の演目だそうです。
公演の前には、同じく能楽堂で、富士山についての講演会も開かれます。

ご興味のある方は、以下のチラシをクリックしてください。
« へるめす通信41 | トップページ | 安房高校、甲子園初出場&初勝利! »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 【増刷のお知らせ】『神々を知ればもっと面白い! ギリシャ神話の教科書』(ナツメ社刊)、9刷となりました~!!(2026.04.13)
- 3/28(土)10:00- オンライン公開講座に登壇します!(2026.03.26)
- 2026年 謹賀新年(2026.01.02)
- 【増刷のお知らせ】『神々を知ればもっと面白い! ギリシャ神話の教科書』(ナツメ社)(2025.08.08)
- 酷暑の一コマ(『誹風 柳多留(はいふう やなぎだる)』じたて)(2025.07.02)





















