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2008/08/15

『平凡』の縁(えにし)

東急セミナーBE・青葉台校で、今、私が担当しているのは、「ギリシア神話を楽しむ」という講座なのですが、この10月からは日本神話に変わります。

講座タイトルは「よくわかる日本神話」。(あれ? 何かのタイトルに瓜二つ? という突っ込みはこの際なしということで

この講座は、日本神話の中から有名なものをピックアップしながら読み進んでいくという内容なのですが、何が困ったって日本神話に関する絵画や彫刻などのめぼしいのが、ほとんどないということ。コースを象徴するイメージ画像の選定に苦慮しました。(ここがギリシア神話と違うところです。)

もし良かったら、上の講座タイトルをクリックしてみて下さい。講座のイメージが出てきます。

ところで、同じ時期に、同じスクールで、ノンフィクション作家の新井恵美子さんの講座「流行歌でたどる昭和史 前編〜佐藤千夜子から美空ひばり、山口百恵まで〜」も開講されます。

実は、この新井さんの講座、僭越ながら私が東急セミナーBEに紹介させていただき、この度、めでたく開講の運びとなったものなのです。

新井恵美子さんは、『女たちの歌』(光文社文庫)・『哀しい歌たち』(マガジンハウス)・『マガジンハウスを創った男 岩堀喜之助』(出版ニュース社)など数多くの著書を執筆なさっているノンフィクション作家なのですが、先に挙げた本のタイトルにもなっている現マガジンハウス社(旧・平凡出版)の創始者・岩堀喜之助(いわほり きのすけ)氏のご長女でもあります。

新井さんと私との関係はちょっと変わっていて、話は、私が日本女子大学現代社会学科で助手をしていた時にさかのぼります。

同じ学科の成田龍一先生と吉澤夏子先生(現・立教大学)が中心となって、雑誌『平凡』を読む研究会が立ち上がったのです。その時、私もメンバーとなり、昭和三十年代の『平凡』を九割がた収集したのでした。(マガジンハウス社の資料室にもない、増刊号や付録も集めまして、今、それは日本女子大学に保存されています。)

その収集の最中、新井恵美子さんが自費出版でお出しになった『腹いっぱい食うために—『平凡』を創刊した父岩堀喜之助の話—』(近代文芸社)を見つけ、是非ともお話を伺おうと思い、研究会にお越しいただいたのが、おつきあいの始まりです。

その後、新井さんはご親切にも、研究会の面々に、今は絶版になっている『腹いっぱい食うために』や貴重な資料を提供してくださったり、マガジンハウス社の資料室に連れて行って下さったり、伝説の編集者・木滑良久氏を紹介してくださったり、いろいろと便宜を図ってくださいました。

そういえば、ある時、たまたま偶然、夜食を作るのに寂しかったので、キッチンでぼんやりとNHKラジオで放送されている「ラジオ深夜便」を聞いていたら、公開収録のお知らせが流れ、そこで、新井恵美子さんが一日だけゲスト・パーソナリティーになることがわかったので、「なぬっ?!」と思い、急いで応募要領を何かの包装紙の裏にメモし、早速、応募ハガキを出したところ、十数倍もの競争率をものともせず、見事、大当選 

公開収録当日、もちろん駆けつけ、収録後の新井さんにお目にかかると、開口一番「よく当たりましたね〜。それ以上に、よくラジオを聞いていらっしゃいましたね〜」。新井さんの身内の方もハガキで応募なさったそうですが、みなさん外れてしまったそうです。よく考えると、私たち、すごい縁なのですね。

実は、8月26日に出る私の『思想』の原稿「壊れた世界と秘匿された〝自然〟」の中で、『平凡』について少し取り上げているのですが、奇しくも東急セミナーBEでの講座開講が重なることになりました。

『平凡』研究会にお越しいただいた時も、NHKラジオでのお話も、とても面白かったので、おそらく今回の新井さんの講座も面白いものになるだろうと思います。

ご興味のある方は是非どうぞ。
あ、そうそう、もちろん、私の講座もお忘れなきよう m(__)m

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