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2008/08/09

映画とどら燒き

毎日、本当に暑いですね

暑さのピークではありましたが、昨日は田坂具隆監督作品の映画『女中っ子』(1955年)を見に行ってきました。

田坂監督は石坂洋次郎原作の『陽のあたる坂道』なども撮っていて、それがたいへん良かったので、期待して行ってきました。そして『女中っ子』も期待を裏切らない、なかなかの作品。

特によかったのは、主演女優の左幸子でしょう。若いのに、スクリーンに出てきた瞬間、「東北の田舎から出てきた女中です!」という感じでした。本当に根っからの役者さんなのですね。

ストーリーの最後はとても悲しい終わり方をするのです。女中「初(はつ)」は、住み込み先の次男坊・勝美をかばったことで、結局、そこの家から追い出されてしまいます。そして、勝美の小学校にお別れを言いに行くと、勝美からは「あんまり学校に来るな。(女中にばかりなついた)女中っ子とからかわれるから。」と言われてしまう。しかも、勝美はおそらくこの先ずっと、初が自分のために女中を辞めたということを知らずに生きていく、そして初は一人寂しく、故郷への汽車に乗って去ります。

この終わり方は、ある意味で女中というものにつきものの理不尽さを描いたように思えますが、見方を変えると、これは当時の日本のある状況を描いているとも受け取れます。

「女中」というのは、家族の中に混ざっている他人であるわけですが、実はその存在の位置づけが、昭和三〇年くらいから少しずつ変貌を遂げているのではないか、そしてこの後、日本は、住み込みの「女中」というような存在を排除していくような状況になっていったのではないか、とも考えることのできる作品でした。

映画終了後、有名な「うさぎや」のどら焼きを買って帰りました〜 ここはいつも込んでいるのですが、昨日はあまりの暑さにみんな、店の中でかき氷を食べてました。

さて、本日は、『「世界の神々」がよくわかる本』35刷のお知らせです。
なぜか夏になると好調です!

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