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2008年12月の2件の記事

2008/12/26

自己実現のための勉強法(2)―日誌編

12月20日に続いての「自己実現のための勉強法(2)」。今回は「日誌編」です。

ここ数ヶ月、私は日々、日誌をつけているのですが、これがなかなか効果的。

とくに効果があったと思うことは、まず読書のスピードがあがったこと。

日誌をつけるということは、強制的にその日のノルマをこなすということなので、「今日は何にも読みたくないな〜」と思う日でも、日誌に×をつけたくないがために、むりやり読むことになります。

つまり、早くノルマを終わらせようと思うがゆえに、必然的に、読書スピードがあがり、早くしかも着実に毎日、読むようになるというわけです。

もちろん、松岡正剛氏の「千夜千冊」、あるいは故・加藤周一氏が『読書術』の中で紹介している一日一冊主義には遠く及びませんが、日誌をつけると、毎日、少しずつではありますが、着実に、自分の課題が消化されていくわけです。

そして、だらだらやっていると時間がなくなるので、効率よく、ムラ無く、仕事を進めることができるようになりました。

ちなみに、この加藤周一氏の本の中には「小林秀雄が外国語の書籍も一日一冊を目安に読めという講演をした」というエピソードが出てきます。そのうち、集中的に一日一冊を実践してみるのもよいのではないかと思っています。

とにかく、日誌付けによって、自分がいかに時間を無駄にしていたか、痛感するようになったのです。

それで、日誌の内容なのですが、今のところ、私は次のようなものをつけています。

a.その日の予定
b.その日にこなさなければならない雑務リスト
c.毎日行っているルーティン・ワーク
d.読んだ本のタイトルとページ数(あるいは章タイトル)
e.見た映画やDVD・舞台などのタイトル(必要があればコメント)
f.その日の進捗状況についての簡単なコメント

これを毎日書いて、ルーティンなど、実行したものについては赤で消していく。ただ、それだけです。

面白いのは、書き出した当初は、まったくといっていいほど、予定が消化できなかったのですが、こういうのは慣れのようで、今では、その日の予定をほとんど毎日消化することができるようになりました。

そのため、今では、少しずつ、ルーティン・ワークを増やしていけるぞ! できるではないかと、感じるほどになっています。

ところで、この日誌付けですが、この方法がよいということを教えてもらったのは、原田隆史氏の一連の著作なのです。

原田氏について簡単に御紹介しておくと、公立中学校(大阪市立松虫(まつむし)中学校)の先生でいらっしゃった時に、陸上部を、7年間で13回の日本一に導いたという方です。

あまりにも素晴らしい指導をなさっていたので、いろいろなところから、陸上部担当の先生方が原田氏のもとに見学に来たそうですが、なんとその陸上部の練習時間は90分(!)。

そんな短い練習時間なのに、いつも日本一を達成していたというのです。そこにはいくつか秘訣があったわけですが、そのひとつが日誌付けだったというのです。

私が読んだ原田氏の著作は、たとえば、
『カリスマ体育教師の常勝教育』(日経BP出版センター)

『成功の教科書 熱血! 原田塾のすべて』(小学館)

『カリスマ体育教師 原田隆史の特別講義 夢を絶対に実現させる方法!』(日経BP社)

などです。とくに、最後の本についているDVDに収録されている講演は、非常に面白い! 

実は、今年度、自己実現の授業を担当し、学生に目標設定と日誌付けの実践させてみたので、よくわかったのですが、原田氏は本当にすごい指導者だということ。

私が、履修学生たちに、目標設定と日誌付けの実践を指導してみて、日誌付け以前に、そもそも自分の目標を設定するという段階で、止まってしまったことを考えると、原田氏の努力は並大抵のものではなかったと推測できます。

この前の記事の繰り返しになりますが、目標を設定させた上で、日誌を毎日つけるという作業は、全員がその日から簡単にできるといった類のものではないのです。

おそらく陸上部員全員に完全にこの作業を行わせるために、原田氏は、毎日、毎日、絶え間なく、一瞬たりとも気を抜かずに、生徒一人一人に対して細かく目配せをし、指導されたのでしょう。そして、この日々の積み上げの結果、陸上で13回の日本一を達成しているのだと思われます。

ですが、この原田氏のいう日誌付けを、私自身が実践してみたところ、数ヶ月でたしかに効果があると感じました。ご興味のある方は、どうぞ上記の原田氏のご本をお読みください。

2008/12/20

自己実現のための勉強法(1)—目標設定編

今日のテーマは、自己実現のための目標設定の難しさについて。

今、私は仕事を同時並行的にこなす必要性が出てきたのですが、中でも緊急の課題は、自己管理を徹底し、仕事を効率よく、しかも効果的にこなすということ。

この課題を克服すべく、私がここ2ヶ月半くらい実践していて、やっぱりかなりの効果があるな〜と思われるものを、数回にわたって、おおざっぱではありますが、御紹介いたします。

それは、何かというと、まずは日誌付け(注:日記ではありません)。

実は、私、日誌付け(みたいなもの)は、小学校1年生からやっていて(というより、子供の頃は母親から強制的にさせられていて)、それが受験や試験勉強に役立っていたのですが、大学生になったとたん、緊急の課題が無くなったため、止めていたのです。

それがウン十年後の今になってなぜ再開したのかというと、そのきっかけは2つ。第1には先ほども書いた仕事の増加なのですが、もう1つ、今年、某大学で、成功哲学と自己実現をテーマにした授業を担当したことにあります。

日誌付けの話から脱線しますが、その某大学の学生をここ数年教えていて、私はかなり優秀だなと思っていたのです。

けれども、残念なことに就職の状況がはかばかしくない。ただ、中には、やる気のある優秀な学生もいて、私が少し相談にのり、勇気づけただけで、「記者になる」という自分の目標に向かって猛進し、見事、新聞記者になった女の子もいました

そこで、この学生たちを本気になってエンカレッジしてみたら、どんなことになるのだろうかと思いまして、今年は思い切って、全面的に成功哲学と自己実現の授業を展開してみたのです。

そして、どんな方法が彼らの自己実現にとって役立つのかを分析するため、私はいろいろな自己実現や、最近流行の勉強法についての書籍を読んだというわけです。

(個人的にはかなり以前から研究していて、これまでに100冊〜200冊くらいは読み、実行していました。)

ところが、ここで驚いたことがあったのです!

自己実現の本には、まずは「自分の目標を明確にしよう」と書いてあり、私自身も目標設定を行っていましたので、学生たちにも、それぞれの目標を書かせ、それに向かって毎日何を努力すればよいのか計画を立てさせてみたわけです。

そうしたら、「これがあなたの本気の目標?」と思ってしまうようなものがかなり出されてきたのです。

その詳細とそれが意味するものの分析は、別のところで執筆しようと思っていますが、とにかく、「自己実現を果たせ」、「目標に向かって進め」、「夢を大切にしろ」などと言われているにもかかわらず、実際に夢を書かせたり、目標を立てさせたりすると、うまくできる人はほんの一握りだったということ。

目標設定って、誰にでも簡単にできるものではない、ひどく難しく、技術を要することなのだとわかったのです。

ところで、この授業を担当して良かった点は、私自身が、自分にとって役立つ、様々な方法を教えてもらったということです。ここで話を元に戻しますが、そのひとつが日誌付けでした。

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