自己実現のための勉強法(2)―日誌編
12月20日に続いての「自己実現のための勉強法(2)」。今回は「日誌編
」です。
ここ数ヶ月、私は日々、日誌をつけているのですが、これがなかなか効果的。
とくに効果があったと思うことは、まず読書のスピードがあがったこと。
日誌をつけるということは、強制的にその日のノルマをこなすということなので、「今日は何にも読みたくないな〜」と思う日でも、日誌に×をつけたくないがために、むりやり読むことになります。
つまり、早くノルマを終わらせようと思うがゆえに、必然的に、読書スピードがあがり、早くしかも着実に毎日、読むようになるというわけです。
もちろん、松岡正剛氏の「千夜千冊」、あるいは故・加藤周一氏が『読書術』の中で紹介している一日一冊主義には遠く及びませんが、日誌をつけると、毎日、少しずつではありますが、着実に、自分の課題が消化されていくわけです。
そして、だらだらやっていると時間がなくなるので、効率よく、ムラ無く、仕事を進めることができるようになりました。
ちなみに、この加藤周一氏の本の中には「小林秀雄が外国語の書籍も一日一冊を目安に読めという講演をした」というエピソードが出てきます。そのうち、集中的に一日一冊を実践してみるのもよいのではないかと思っています。
とにかく、日誌付けによって、自分がいかに時間を無駄にしていたか、痛感するようになったのです。
それで、日誌の内容なのですが、今のところ、私は次のようなものをつけています。
a.その日の予定
b.その日にこなさなければならない雑務リスト
c.毎日行っているルーティン・ワーク
d.読んだ本のタイトルとページ数(あるいは章タイトル)
e.見た映画やDVD・舞台などのタイトル(必要があればコメント)
f.その日の進捗状況についての簡単なコメント
これを毎日書いて、ルーティンなど、実行したものについては赤で消していく。ただ、それだけです。
面白いのは、書き出した当初は、まったくといっていいほど、予定が消化できなかったのですが、こういうのは慣れのようで、今では、その日の予定をほとんど毎日消化することができるようになりました。
そのため、今では、少しずつ、ルーティン・ワークを増やしていけるぞ! できるではないかと、感じるほどになっています。
ところで、この日誌付けですが、この方法がよいということを教えてもらったのは、原田隆史氏の一連の著作なのです。
原田氏について簡単に御紹介しておくと、公立中学校(大阪市立松虫(まつむし)中学校)の先生でいらっしゃった時に、陸上部
を、7年間で13回の日本一
に導いたという方です。
あまりにも素晴らしい指導をなさっていたので、いろいろなところから、陸上部担当の先生方が原田氏のもとに見学に来たそうですが、なんとその陸上部の練習時間は90分(!)。
そんな短い練習時間なのに、いつも日本一を達成していたというのです。そこにはいくつか秘訣があったわけですが、そのひとつが日誌付けだったというのです。
私が読んだ原田氏の著作は、たとえば、
『カリスマ体育教師の常勝教育』(日経BP出版センター)
『カリスマ体育教師 原田隆史の特別講義 夢を絶対に実現させる方法!』(日経BP社)
などです。とくに、最後の本についているDVDに収録されている講演は、非常に面白い!
実は、今年度、自己実現の授業を担当し、学生に目標設定と日誌付けの実践させてみたので、よくわかったのですが、原田氏は本当にすごい指導者だということ。
私が、履修学生たちに、目標設定と日誌付けの実践を指導してみて、日誌付け以前に、そもそも自分の目標を設定するという段階で、止まってしまったことを考えると、原田氏の努力は並大抵のものではなかったと推測できます。
この前の記事の繰り返しになりますが、目標を設定させた上で、日誌を毎日つけるという作業は、全員がその日から簡単にできるといった類のものではないのです。
おそらく陸上部員全員に完全にこの作業を行わせるために、原田氏は、毎日、毎日、絶え間なく、一瞬たりとも気を抜かずに、生徒一人一人に対して細かく目配せをし、指導されたのでしょう。そして、この日々の積み上げの結果、陸上で13回の日本一を達成しているのだと思われます。
ですが、この原田氏のいう日誌付けを、私自身が実践してみたところ、数ヶ月でたしかに効果があると感じました。ご興味のある方は、どうぞ上記の原田氏のご本をお読みください。



















