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2010/05/26

古宇田亮順先生のパネルシアター

Photo_8 みなさま、パネルシアターって、ご存じですか?

私、この年になるまでパネルシアターなるものを知らなかったのですが、本日、両国の西光寺で、このパネルシアターを拝見してまいりました。

それも、なんと贅沢なことに、このパネルシアターの考案者でいらっしゃる、古宇田亮順(こうだ りょうじゅん)先生が、私の目の前Photo_6で上演してくださったのです。

なぜこのようなことになったかと言いますと、きっかけは、拙著『大人のための仏教童話 人生を見つめなおす10の物語』(光文社新書)を、古宇田先生が読んでくださり、心のこもったお手紙を私にくださったことです。

このお手紙に私が御返事を差し上げましたところ、お目にかかってお話を、ということになりまして、本日、古宇田先生がご住職をつとめる西光寺に伺ったのでした。

両国の西光寺は、作家の武田泰淳も住職をつとめたことがある由緒正しきお寺。そこで、私はお話をさせていただくのとばかり思っておりましたが、いやはやびっくり!

途中から取材のために『仏教タイムス』の編集者お二人(編集長の工藤信人さんと棚井里子さん)が見えられましたが、最初は私一人のために、古宇田先生みずから、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』や昔話の『笠地蔵』、あるいはオリジナル作品をいくつも上演してくださったのです。

(ちなみに、先日は『あしたのジョー』などで有名な漫画家のちばてつやさんがいらっしゃって、やはりお一人でパネルシアターを御覧になったとのこと。)

明るい電灯のもとでは、かわいい動物が表情や姿勢をくるくると変えていきます。今度は、部屋を暗くすると、ブラックライトのもとで、幻想的でたいへん美しいブラックパネルシアターが楽しめます。

古宇田先生は、三十年以上前から、このパネルシアターを日本各地、さらにはネパールやハワイ、モンゴル、韓国など十五カ国に行って上演され、第五回の正力賞も受賞されています。

また、淑徳大学や文京学院大学などで非常勤講師として長年勤められてきた先生には、教え子の方々もたくさんいらっしゃり、幼稚園や小学校の先生となって、あるいは海外青年協力隊などのボランティアとして、パネルシアターの活動を受け継いでおられるそうです。

では、パネルシアターとは何か、ということですが、これは言葉で説明するよりも、動画で見ていただいた方が早いかと思います。抜粋ですが、こちらから飛んで、御覧ください。『笠地蔵』を上演していらっしゃるのが、古宇田先生です。

この動画を見ると、パネルシアターを見ている子供たちが、ぎゃあぎゃあ言って興奮しているのがわかります。その理由は、動物の絵がくるんと裏返しにひっくり返ると、予期せぬ絵柄が出てくるからなのです。しかも、それは一度ではなく、繰り返されます。つまり、見慣れている動物の絵と違う図柄を見て、子供たちは予想が裏切られて、おかしくなって笑っているわけです。

これはブレヒトの言うところの異化効果で、思わぬところで思わぬ発見がありました。

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