アルレッキーノ、再び
昨日のことになってしまいましたが、世田谷パブリックシアターに、カルロ・ゴルドーニ原作の「アルレッキーノ 二人の主人を一度に持つと」を見に行ってまいりました。
今をさかのぼること3年半前、ミラノ・ピッコロ座が、同じ場所で、同じ演目を上演したのを見ましたが、今回は、オペラシアターこんにゃく座による、日本語オペラ・ヴァージョンです。
ちなみに、この演劇、3年半前の当ブログでも書いたのですが、(御本人の弁では私の「師匠」である)山口昌男先生の『道化の民俗学』(岩波現代文庫)の冒頭で取り上げられているものです。
3年半前のミラノ・ピッコロ座による上演の時には、道化アルレッキーノ役のフェルッチョ・ソレーリさんが、御年80歳にして、とても80歳には見えない左右に飛ぶ熱演をしていて、たいへん感動しました。
山口先生が1968年4月にパリのアントアヌ座で、同じ演目を見た時のアルレッキーノ役も、若き日のフェルッチョ・ソレーリさんだったからです。
フェルッチョ・ソレーリさんの演技が、YouTubeにありましたので、以下にアップしておきます。ご興味のある方はどうぞ。
で、今回は、日本人によるオペラ・ヴァージョン。
私はこれまで、今回演じたオペラシアターこんにゃく座のことを知らなかったのですが、いくつか見た日本人によるミュージカル、歌芝居の中で、群を抜いて良かったです(というか、一番良かったかも)。
歌の実力はもちろんのこと、舞台がとても上品。猥雑な感じを残しているミラノ・ピッコロ座とは、また違う魅力が味わえました。日本語ということもありますが、セリフがよくわかり、さすが、山口先生がわざわざ本の中で取り上げているだけのことはある作品だと思いました。
2013年2月10日(日)で終わってしまう、たった3日間の短い公演で、とても残念。もう少し多くの人に見てもらいたかったです。DVDが出たら、買いたいなぁ。
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