見世物学会に行ってきました
(←会場となった東京芸術大学の美術学部第三講義室へ行く道は、すっかり秋の気配。)
受付を済ませて会場に向かうと、まだ開始時間の13時30分になっていなかったのですが、すでに第一部の放談会『種村季弘・小沢昭一・山口昌男 追悼』が始まっておりました。。。
昨日は私は所用があり、第一部しか聞けなかったのですが、興味深かっ たのは、学会の理事長をなさっている西村太吉さんのお話。
西村さんは80歳の香具師さんで、屋号は松坂屋さんというのだそうです。この屋号の話を山口先生にお話しして、先生がたいへん面白く聞いていたとのこと。
実は私も卒業論文で、メインテーマではなかったのですが、屋号に着目したことがあるので、この点、さらに深く聞いてみたかったです。
なお、西村さんは、目黒大鳥神社の酉の市で、熊手を売っているとのこと。このときばかりはご自分で率先して、店に座るのだそうです。
そういえば、私がかつて所属していた東大文学部のCOEでは、冷蔵庫の上に、新宿の花園神社からもらってきた熊手が置いてありました。
実は、毎年、おとりさまの時期に、研究員有志で花園神社に出かけ、熊手を買ってきていたのです。
ある年、予算が減額ではないかとみんなで覚悟していた矢先、かなりの増額になったのですが、そのときに注目を浴びたのが、冷蔵庫の上の熊手。
増額は絶対に花園神社の熊手の御利益だということになり、それ以来、熊手購入が恒例行事になりました。
真偽のほどは定かではありませんが、そうだとすると、熊手の効果はたいへんなものですね。
見世物学会に興味のある方はこちらから、西村さんが熊手を売る目黒大鳥神社の酉の市に興味のある方はこちらから、花園神社の酉の市はこちらからどうぞ。
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