教科書選定って難しい。。。
毎年、この時期になると悩む事柄。それは1年生が履修する基礎演習で使用する教科書を何にするか、ということです。
教科書選定って、かなり難しいのです。
授業期間は半期のみなので、正味3ヶ月。できれば、3ヶ月で読み切ることができ、専門知識を持っていなくても読めるのに書籍内容のレベルが高く、授業回数に応じて分割しても不自然でない切れ目を持ち、なおかつ絶版でないもの。。。
などなどの厳しい条件をクリアしなければなりません。
ちなみに、過去にどんな本を読んできたかというと、
エドガール・モラン『オルレアンのうわさ』
会田雄次『アーロン収容所』
レヴィ=ストロース『やきもち焼きの土器つくり』
中根千枝『タテ社会の人間関係』
山崎正和『柔らかい個人主義の誕生』
阿部謹也『ハーメルンの笛吹き男』
井筒俊彦『イスラーム文化』
これらの本を1冊の時もあれば、2冊組み合わせる時もありますが、履修者全員に課しているのは、全員が毎回読書ノートを取ってきて、履修者全員に自分のノートのコピーを配布すること。
発表者は当日、私が履修カードをシャッフルして決めるので、誰がいつの授業であたるかは不明なこと。
質問者は、必ず質問ないし反論を行うこと。
という、たいへん厳しいものです。(たぶん私の学生時代の経験から言っても)普通は、半期で1回から2回程度、当たるだけなので。
新入生が意気揚々と入学してきて、まだやる気が冷めやらないうちに、できるかぎりハードなトレーニングをした方がよいと思っているのですが、びっくりすることに、かつて履修した学生から、基礎ゼミが面白かったという話を聞くことがあります。
やっている自分で言うのも何ですが、自分が学生だったら、こんなハードな授業は取りません。
ですが、一方で、いい教科書をまじめに読むと、学術の楽しみを覚えるのだなあと思うのです。
ということで、今年もまた、教科書選びに頭を悩ませる日々が続いています。
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