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2013/12/08

教科書選定って難しい。。。

毎年、この時期になると悩む事柄。それは1年生が履修する基礎演習で使用する教科書を何にするか、ということです。

教科書選定って、かなり難しいのです。

授業期間は半期のみなので、正味3ヶ月。できれば、3ヶ月で読み切ることができ、専門知識を持っていなくても読めるのに書籍内容のレベルが高く、授業回数に応じて分割しても不自然でない切れ目を持ち、なおかつ絶版でないもの。。。

などなどの厳しい条件をクリアしなければなりません。

ちなみに、過去にどんな本を読んできたかというと、

エドガール・モラン『オルレアンのうわさ』

会田雄次『アーロン収容所』

レヴィ=ストロース『やきもち焼きの土器つくり』

中根千枝『タテ社会の人間関係』

山崎正和『柔らかい個人主義の誕生』

阿部謹也『ハーメルンの笛吹き男』

井筒俊彦『イスラーム文化』

これらの本を1冊の時もあれば、2冊組み合わせる時もありますが、履修者全員に課しているのは、全員が毎回読書ノートを取ってきて、履修者全員に自分のノートのコピーを配布すること。

発表者は当日、私が履修カードをシャッフルして決めるので、誰がいつの授業であたるかは不明なこと。

質問者は、必ず質問ないし反論を行うこと。

という、たいへん厳しいものです。(たぶん私の学生時代の経験から言っても)普通は、半期で1回から2回程度、当たるだけなので。

新入生が意気揚々と入学してきて、まだやる気が冷めやらないうちに、できるかぎりハードなトレーニングをした方がよいと思っているのですが、びっくりすることに、かつて履修した学生から、基礎ゼミが面白かったという話を聞くことがあります。

やっている自分で言うのも何ですが、自分が学生だったら、こんなハードな授業は取りません。

ですが、一方で、いい教科書をまじめに読むと、学術の楽しみを覚えるのだなあと思うのです。

ということで、今年もまた、教科書選びに頭を悩ませる日々が続いています。

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