暑い夏、今年もここまで頑張った自分自身へのご褒美として、前々から、とあるスーパーの棚に陳列してあって、ずっーと気になっていたドリアンを、昨日、清水の舞台から飛び降りたつもりで(といっても、飛び降りることはできないのですが)、まるまる一コ(といっても、ドリアンはバラでは売っていないのですが)買ってきました。
実は私、この年になるまで、ドリアンなるものを、一口たりとも食べたことがありません。
したがって、まるまる一コ買ってきたドリアンの切り方も、身の取り出し方も、味も、それから、ものすごーく臭いと聞いている匂いの実態も、まったくわからなかったので、とにかくまずは、ネットで検索し、YouTubeにのっていた、いくつかのドリアンの食べ方の映像を視聴したのです。
映像を見てみると、外側の殻のとげとげが痛そう。そこで、冬の分厚い手袋を準備。
それから、カットするときにとげとげが飛び散りそうなので、下に敷くダンボールを準備(ダンボールを解体し、テーブルの上にセット)。
包丁も2本用意し、なおかつハサミもスタンバイ(皮の間に包丁やハサミを差し込んで、ねじる作業が必要のよう)。
というような調子で、着々と準備を整え、いよいよ! ドリアンに包丁をぐさっと刺し入れたところ!
か、か、固い―――っ!!
とにかく、固い、固いのです。
悪戦苦闘すること30分、うっかり親指に棘を刺してしまって血を出しながらも、ようやく中から身を取りだしたところ、
く、く、臭い―――っ!!
最初はドリアンの匂いなんてたいしたことないじゃない? と余裕だった私も、キッチン中にじわじわと広がった悪臭の堆積に、我慢も限界に?!
しかし、噂通り、味がおいしければ、この苦労も報われる! と思い、いよいよドリアンを口にしたところ。
なっ、なんだ、コレ?
シャリシャリとした食感のチーズのような味わい。「これが果物の王様かいっ!」と突っ込みを入れつつ、ネットで調べてみたところ、要はもう少し熟成させなければならなかった、というオチでした。
しかし、もう自分でカットするのは嫌なので、今後は、誰かからご馳走してもらえる日をおとなしく待つことにします。