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2015年6月の4件の記事

2015/06/27

フォスコ・マライーニの海女の写真

これもまた、『芸術新潮』の田中樹里さん、伊熊泰子さんに教えていただいた情報なのですが、イタリア文化会館で2015年6月30日まで開催されているフォスコ・マライーニ写真展「魅惑の海女たち」を見に行ってきました。

Photo

知っている方もいらっしゃるでしょうが、フォスコ・マライーニ(1912-2004)は、イタリアの人類学者で、日本のアイヌ研究や海女の調査を行い、その様子を写真に収めています。

会場に行くと、海女を中心とした彼の写真30点ほどが並べられ、マライーニを特集した日本のテレビ番組が流れていて、どれも興味深かったです。

以前、私は『思想』で、雑誌『平凡』に掲載されていた、海女と芸能界のスタア(若かりし時の高島忠夫さん)が一緒に写っているグラビアの分析をしたことがあるのですが、よく考えてみると、海女との関係はそれだけではなくて、もう亡くなった私の伯母が若いときに海女をしていたのでした。

裸の海女を直接見たことはないものの、上記のチラシに写っている漁師の網も、マライーニが撮影した海女が海中にもぐっている風景も、なんとなく、なつかしい感じがしました。

フォスコ・マライーニ展、あと数日で終了してしまいます。興味のある方はどうぞ。

*ちなみに、マライーニは、日本の山伏の写真も撮っています。彼の山伏の写真が、仏教シャーマンとして、ジョーン・ハリファクス『シャーマン』(平凡社)のp88で紹介されているのを見つけました。彼の撮った写真は、今となってはとても貴重だと思います。

2015/06/24

これはおもしろい! 河鍋暁斎

現在進行中の仕事の関係で、新潮社の編集部の方々から、『芸術新潮』をいただきました。

この「現在進行中の仕事」については、また後ほどお知らせしたいと思いますが、『芸術新潮』最新号がおもしろく、見応え、読み応えたっぷりだったので、ここで紹介いたします。

明日2015年6月25日に発売される最新号では、河鍋暁斎が特集されています。

雑誌の見どころは、なんといっても暁斎の描く春画だろうと思うのですが、お坊さんが石仏と交わっているシーンなど、タブーに切り込んでいて、とても刺激的なのです。

しかし、私が本当に驚いたのは、暁斎の絵の実力です。

実は、私、その昔、水墨画をほんの少しだけ習っていたことがありまして、暁斎の線質の良さに、心の底からびっくりしました。

挑戦的な姿勢をバックアップするためには、実力が必要だと思うのですが、その二つを兼ね備えた絵師なのだなあと感じた次第です。

興味のある方は、こちらからどうぞ。

2015/06/23

空を飛んだネコ

インターネット上にあふれているのは、なぜかイヌよりもネコの画像、動画である。

と、どこかで聞いた覚えがあるのですが、今日もまたそのネコの動画を紹介いたします。

ネ、ネ、ネコが飛びました!

どう飛んだか。それは、どうぞ動画をご覧になってください。

2015/06/14

6月の近況

このところ、かなり大がかりな新プロジェクトの立ち上げに奔走しておりまして、ブログの更新が止まりがちになっており、たいへん申し訳ありません。

プロジェクトの方は本格的に動き出しましたら、いずれまたここで報告することにいたしますが、最近、痛感するのは、日常生活で、いろいろとやらなければならないことの中で、自分の関心事に対する情熱を持ち続けることの困難さです。

どんな人も、やらなければならないこと、義務としてこなさなければならないことがあるわけですが、自分の研究・興味関心が、それらとどんどん乖離してしまうので、バランスをとる、あるいは研究を忘れないようにするのがとてもたいへん。

そういうことは誰にでもあると思うのですが、私も今、まさにそういう時期にいるのかなと思います。

そういえば、生前の山口昌男先生が、まだ杖をついて歩くことができていた頃、一日に3つも4つもかけもちで、映画やら美術館やら、書店やら画廊やら演劇やらに出かけていったことを思い出します。

かつてある知人の女性が、山口先生と一緒に、映画を3本、立て続けに見たらしいのですが、「山口先生だから許すけれど、こんな過酷な映画鑑賞に、女性を誘うものじゃない!」と愚痴をこぼしておりました。

しかし、おそらく先生は、無理矢理にでも予定を入れて、自分に刺激を与え続けたに違いないと、最近になって気づいた次第です。

ということで、もろもろの事情で、なかなか進んでいませんが、ある原稿を、本当に亀のようなのろさで少しずつ書き進めており、また、昨年度から、演劇鑑賞に加えて、オペラ鑑賞(といっても、予算の関係で、ライブビューイングなのですが)も、無理矢理、予定に入れるようにしております。

実は、オペラを見ていて、なぜ山口先生は書かなかったのだろうと疑問に思ったほどの、非常に興味深いテーマを見つけました

こちらの方も、そのうち、成果を活字化したいなあと思っております。

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