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2015/07/04

バーナード・ショー『カンディダ』を見てきました

バーナード・ショーの戯曲『カンディダ』。

これまでに見たことがない戯曲であることと、いつも楽しみに見ている「イプセンを上演する会」の公演だったこともあって、本日、雨の中、見に行ってきました。

カンディダは30歳過ぎの美しくて、純粋そうな人妻。

夫は演説がうまく、社会主義的な思想を持つ牧師。

そして、18歳の詩人の青年が彼女に恋心を抱き、それを夫である牧師にうちあけるところから物語が動き出します。

そして、最後に、彼女は牧師の夫か、詩人の青年かを選ぶことになって……。

という、いわゆるメロドラマ的な要素のある話だったわけですが、バーナード・ショーの描く主人公カンディダの性格に、少し不統一なところがあるのが、私としては気になりました。

カンディダのお父さんという人は、儲けを重視している商売人で、カンディダの夫である牧師との折り合いがあまり良くないのですが、彼女は、そんな世俗的な父に育てられた娘とは思えないほど内省的な、牧師の妻として充分な責任を果たすことのできる落ち着いた性格を持っていたからです。

この作品で描かれていることが何だったのか、いまだ疑問として残っていますが、やはりこれは見て良かったと思います。

ちなみに、「イプセンを上演する会」は名前の通り、イプセンの作品を中心に上演している劇団です。

定期的にイプセンの戯曲を上演していますので、イプセンに興味のある方、しばらく通うと、かなりのイプセンの作品を見ることができて、おすすめです。

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