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2016/02/11

ビゼー『真珠採り』とオールビー『動物園物語』

舞台鑑賞的には、今週は、ホームランの週でした。

まずはMETのライブビューイングでビゼーの『真珠採り』

セイロン島を舞台に、恋愛禁止の巫女と、彼女を愛する二人の男性の話なのですが、METでは約100年前に上演されたきり、ずっと上演されていなかったとのこと。

なによりもビゼーの音楽が美しい。

加えて、美術・特殊効果が圧巻!

で、最後は感動してしまいました。

帰宅してからも、YouTubeで『真珠採り』に関する音楽を検索し、繰り返し聞き続けたので、METの舞台は相当よかったのだと思います。

感動すると、何度も触れたくなるのですね。

なお、METに100年ぶりの上演をもちかけたのは、巫女役のソプラノ、ディアナ・ダムラウだったとのこと。

ダムラウといえば、かつてモーツァルトの『魔笛』の「夜の女王」役を見たことがあり、たしかにすごかったです。

ということで、以下に、そのダムラウによる「夜の女王のアリア」を貼り付けておきます。


次に、「イプセンを上演する会」によるエドワード・オールビーの『動物園物語』

これは現代演劇を変えたと評される有名な戯曲で、長年見たい、見たいと思っていました。

がっ!

途中まで、正直、「なんでこれがそんなに高評価? 断片的だし、何を言っているかわからない」と思いつつ見ていました。

しかしながら、最後まで見ると、「なるほど、確かに、現代演劇の傑作!」に感想が一変。

自宅に帰ってから、(戯曲を持っていたので)戯曲を読み直して、また感動。

ナルシシズムにひたりきることができず、刹那的な関係に、心の紐帯を求めてしまう現代人の悲しさがよく描かれていました。

METの『真珠採り』の上映も、『動物園物語』の上演も、いずれも2016年2月12日(金)まで。

ご興味のある方は是非どうぞ。

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