ビゼー『真珠採り』とオールビー『動物園物語』
舞台鑑賞的には、今週は、ホームラン
の週でした。
まずはMETのライブビューイングでビゼーの『真珠採り』。
セイロン島を舞台に、恋愛禁止の巫女と、彼女を愛する二人の男性の話なのですが、METでは約100年前に上演されたきり、ずっと上演されていなかったとのこと。
なによりもビゼーの音楽が美しい。
加えて、美術・特殊効果が圧巻!
で、最後は感動してしまいました。
帰宅してからも、YouTubeで『真珠採り』に関する音楽を検索し、繰り返し聞き続けたので、METの舞台は相当よかったのだと思います。
感動すると、何度も触れたくなるのですね。
なお、METに100年ぶりの上演をもちかけたのは、巫女役のソプラノ、ディアナ・ダムラウだったとのこと。
ダムラウといえば、かつてモーツァルトの『魔笛』の「夜の女王」役を見たことがあり、たしかにすごかったです。
ということで、以下に、そのダムラウによる「夜の女王のアリア」を貼り付けておきます。
次に、「イプセンを上演する会」によるエドワード・オールビーの『動物園物語』。
これは現代演劇を変えたと評される有名な戯曲で、長年見たい、見たいと思っていました。
がっ!
途中まで、正直、「なんでこれがそんなに高評価? 断片的だし、何を言っているかわからない」と思いつつ見ていました。
しかしながら、最後まで見ると、「なるほど、確かに、現代演劇の傑作!」に感想が一変。
自宅に帰ってから、(戯曲を持っていたので)戯曲を読み直して、また感動。
ナルシシズムにひたりきることができず、刹那的な関係に、心の紐帯を求めてしまう現代人の悲しさがよく描かれていました。
METの『真珠採り』の上映も、『動物園物語』の上演も、いずれも2016年2月12日(金)まで。
ご興味のある方は是非どうぞ。
« 近況 | トップページ | カタルシスの問題 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 【増刷のお知らせ】『神々を知ればもっと面白い! ギリシャ神話の教科書』(ナツメ社刊)、9刷となりました~!!(2026.04.13)
- 3/28(土)10:00- オンライン公開講座に登壇します!(2026.03.26)
- 2026年 謹賀新年(2026.01.02)
- 【増刷のお知らせ】『神々を知ればもっと面白い! ギリシャ神話の教科書』(ナツメ社)(2025.08.08)
- 酷暑の一コマ(『誹風 柳多留(はいふう やなぎだる)』じたて)(2025.07.02)



















