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2016/02/02

近況

いつまでも、ブログのトップが、サルのセルフィーじゃ、あんまりですよね。

更新がとどこおり、本当にすみません。

この間、MET(メトロポリタンオペラ)のライブビューイングで『ルル』、ナショナル・シアターのライヴビューングで『ハムレット』を見、富山県高校長協会で「学生の自己実現と慈悲心(思いやりの心)について」という題で、講演などさせていただいておりました。

『ハムレット』は、アカデミー賞ノミネート俳優のベネディクト・カンバーバッチが主演と聞いて、はちきれんばかりの期待を胸に、朝早くから、勇んで見に行ったのですが、期待を無残にも裏切る結果に。

どうしてそんなことになったかというと、シェイクスピアの戯曲の重要なセリフをカットしたり、戯曲の構成を変えていたりしたことが原因だということに気づきました。

天才がつくったものは、その通りに演じただけで、観客になにがしかの感銘を与えるのですが、それを安易に改変してしまうと、重層的な意味あいが失せてしまい、ひどくつまらないものになってしまう、のだと。

しかし、シェイクスピアの原作は上演するには長すぎるので、どこかをカットしなければなりません。その兼ね合いが非常に難しいということがわかりました。

ちなみに、カンバーバッチほか、演技者はうまかったです。それだけに残念。

一方、METの『ルル』はよかったです。

事前に、映画の『ルル』も見て、予習していったのですが、音楽はもとより、斬新な美術が目を楽しませてくれました。

『ルル』には思い出があります。

故・山口昌男先生のところに出入りするようになった初期の頃、先生が私に「この前、ヴェデキントの『ルル』を舞台で見たのだが、演出家が意味をわかっていなかった」と語ったことがありました。

その時は、「ふーん。。。」と思っていたのですが、今ではあの時の先生の言葉が含意するものは意外に深いのでは?などと感じています。

このあたりを書くには、私自身、もう少し勉強が必要なので、この辺でやめておきますが、いずれ書いてみたいなと思っております。

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