最後の親知らずが生えてきて。。。
親知らず。
親知らずなど、一度も生えたことがない人もいるというのに、私は、苦しめられました。
右上⇒左上⇒左下の順番でぐるっと生えまわり、その都度、抜歯の痛みをもたらしてきましたが、今は最後の4本目である右下が生えてきています。
正直、歯肉炎になってしまって、たいへん痛いです。
「あーあ、これでは最後の1本も抜くことになりそうだなぁ」、とぼんやり考えていたら、私の実家の方では、「上の乳歯を抜いたら、縁側の下にその歯を投げなければならない。下の乳歯を抜いたら、屋根の上に向かってその歯を投げなければならない」という迷信があったことを思い出しました。
そういえば、この迷信と多少似ているのかもしれないのですが、古代ギリシャのテバイの建国神話の中にも「歯」が出てきます。
後のテバイになる地で、カドモスは、自分の従者たちを食い殺した竜を退治し、軍神アテナの助言にしたがって、そこに竜の歯を播くのですね。
そうすると、武具をまとった戦士たちがあらわれ、互いに殺し合います。
そして、戦士たちが最後の5人になったところで、カドモスは姿をあらわして、彼らに自分の家来になるよう命令をすると、5人の戦士たちはそれに従って、それぞれ、テバイの最も古い家の始祖になったという話です。
たしかに、尖っていて、鋭くて、固い物を砕く「歯」というものを擬人化すると、イメージとしては、「武具をまとった戦士」になるでしょうか。
さらには、歯は根っこを持つ存在なので、大地と結びつくのかもしれません。
そういえば、子供の頃、両親の抜歯後の歯を見せてもらったことがありますが、根っこの部分がマンドラゴラのようで、とても恐ろしく感じたものです。
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