「●●クラブ」の流行?
日本語のウェブ版「ウォール・ストリート・ジャーナル」(2017年2月9日付け)を見ていたら、最近、アメリカの一部の学校では、学生の心身の健康のための対応策として、「●●(漢字2文字)」を導入しているのだとか。
学生の間では、クラブまでできたほどの盛り上がりを見せているそうなのです。
さて、「●●」とはいったい何でしょう?
実はそれは、「昼寝」。
詳細は「ウォール・ストリート・ジャーナル」の記事を読んでいただければと思いますが、つい最近、大学で健康診断を受診した私としては、健康診断で、腰回りを測られてメタボ診断されたり、気分が落ち込んだりすることがあるかチェックされたり、毎日何を食べているか、毎日何時間眠っているかを申告したりするのと、この昼寝クラブの隆盛は、同様なものを感じました。
従来の漠然とした常識は、「健康」というようなものは個人的な領域に属するもので、たとえば脳梗塞だとか糖尿病だとか、遺伝の影響が強いとみなされているような病気を予防するため、自己の管理を徹底する必要があるというものだったと思います。
ところが、最近は、従来個人の領域に含まれてきた「健康」の領域を、教育機関や雇用機関が管理し始めているという事態が生まれてきていることになります。
前にもこのブログで書きましたが、私が楽しみにしているものの中に、NHKの『実践ビジネス英語』(ラジオ第2放送)があります。
この番組は、タイトルこそ、「ビジネス英語」となっていますが、英語表現とともに、 アメリカのトレンドが、講師の杉田敏氏の筆によって、よくわかるようになっています。
2017年1月号のテキスト中で、企業や自治体主導のウェルネス・プログラム、健康維持への取り組みがとりあげられていて、企業は、「従業員のためのめい想教室、無料マッサージ、サルサやベリーダンスの教室、料理教室、はり治療のセミナーなど」を開催しているとのこと。
企業は社員の健康を維持することによって、長期的コストを削減する方向にシフトしつつあるとのことでした。
昼寝の推奨は、ついに、個人の睡眠までも管理・統御される時代に進みつつあることを示しているということなのでしょうか。
真面目な話、医療費の伸びを抑制するという目的のために、そのうち、枕や布団、腕などの身体の一部に装着された機器から、毎晩の睡眠データ、食事データなどが、学校や会社に自動送信されるということになるかもしれません。
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